今の契約を中途解約してネットで乗換え加入できる保険会社
例えば
・自動車ディーラーで3年契約してしまったが、もっと安い保険会社があることを後で知った。
・今の保険会社の事故対応がひどかったので、すぐに縁を切りたい。
このような場合、以下の点を考慮する必要がある。
中途解約するデメリット
(1)等級進行が遅れる場合がある
(2)中途解約すると今の契約の残り期間の保険料があまり戻ってこない会社がある
(1)について例を上げて説明する。
(例)今の契約が8等級で4月1日から1年契約をしている場合。
⇒中途解約しなければ、翌年の4月1日に等級が1つ進み、9等級となる。
これを2月1日に中途解約して、別の保険会社に乗り換えてしまうと、2月1日から8等級をもう1年過ごさなければならなくなってしまう。
あと2ヶ月我慢して4月1日のタイミングで保険会社を乗り換えれば、等級の進み方に無駄がないということである。
ただし、現在の契約が20等級でこれ以上等級が進まない方であれば、(1)の「等級進行が遅れる場合がある」というのは気にする必要が無い。
(2)については、別ページで詳しく説明しているが、大半の保険会社は、中途解約した場合、残り期間の保険料を契約者にとって不利な計算方法で返金するということがある。
このデメリットと、保険会社を乗り換えて保険料が安くなるメリットを比較して判断すべきだ。
現在の契約を中途解約してネット加入できる保険会社
現在の契約を中途解約した後、新しい保険会社に加入する場合、ダイレクト自動車保険によっては、インターネットで加入できない会社がある。この場合、「インターネット割引」が適用されないので、保険会社を切り替えるメリットが大幅に減ってしまう。
以下に「中途解約した契約」についてインターネット加入できるかどうか調べてみた。
(2018年7月調べ)
会社名 | 中途解約してネットで申込めるか |
---|---|
チューリッヒ | ×できない | <
アクサダイレクト | ×できない |
アメリカンホーム | ×できない |
ソニー損保 | △長期契約なら1年ごとのタイミングで中途解約して申込み可能 |
イーデザイン損保 | ×できない |
三井ダイレクト | ×できない |
そんぽ24 | ×できない |
SBI損保 | ×できない |
セゾン(おとなの自動車保険) | ◯できる |
今の契約を中途解約してインターネットで契約できる保険会社はソニー損保とおとなの自動車保険(セゾン)のみであることがわかる。
なお、ソニー損保は1年契約の契約を中途解約したものについては、ネット加入できない。
三井住友海上の「ニューロング」などの長期契約の中途乗換のみ対応している。しかも1年ごとのタイミングと限定されている。
一方、おとなの自動車保険(セゾン火災)は、1年契約だろうと長期契約だろうと、中途解約して乗換加入がインターネットでできる利便性の高さがいい。
以前は、「インターネットの利便性」といえばソニー損保であったが、最近はおとなの自動車保険(セゾン火災)のほうがネット契約の利便性が高い。
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