一括見積もりサイトの賢い使い方

自動車保険の保険料の見積をする際に、「自動車保険一括見積サイト」と呼ばれるサイトを利用する人が増えている。
「自動車保険一括見積サイト」とは、一回の見積条件の入力で、何社もの自動車保険会社から見積を無料で取り寄せすることができるウェブサイトである。

非常に便利なサービスである一方、弱点もある。


それは同じ補償の種類・金額であっても、補償範囲や条件が異なっているという点がわからないということである。
このため、完全に同一条件での見積もりができないことが多く、正確な「一括見積り」とはいえない面がある。

さらに、自動車保険一括見積サイトといっても、その場で保険料の金額はわからず、後日見積書が郵送で送られてくるだけという見積取次ぎ的な会社も多く、 その場ですぐに保険料を知りたいと思っても、見積書が届くのを待たなければこともある。


しかしながら、見積条件の入力が一度ですむため、「少ない手間で、とりあえず見積書とパンフレット」が欲しいというような方には最適である。



一括見積りサイトを利用する際に注意すべき点として、一括見積サイトによっては、利用するとセールスマンが自動車保険どころか、 生命保険などのセールスの連絡(電話や訪問)をしてくることもあることである。

それを知らずに気軽にあちこちの一括見積りサイトを利用して驚くことがある。

なお、以下で紹介している自動車保険一括見積サイトを利用したからといって、 保険のセールスの電話があったり、営業マンが押しかけてくることはないから、気軽に見積を取ってみるといい。


一括見積もりサイトでどれくらい保険料が安くなるのか

自動車保険を一括見積もりしてみると、実際のところ、どれくらい保険料が安くなるのか?

人気車種で試しに見積もりをとってみた。
ダイレクト自動車保険が安いことは認識していたが、実際に見積もってみて、代理店型との保険料の差に驚いた。
条件によっては代理店型の半額近くになるダイレクト自動車保険もある。 しかも車種や走行距離などの条件によって最安値を叩き出す会社が違った。
たった5分程度の手間で、数万円近く安くなるケースがあるので、実際に試してみるといい。

トヨタ プリウスの保険料を3社で見積もってみた

ダイハツ タントの保険料を3社で見積もってみた


複数の自動車保険一括見積サイトを使う

多くの人が勘違いしがちなことがある。
それは、「公式サイトとそれ以外の自動車保険一括見積サイトで割引が異なる」という誤解である。 さらに、「自動車保険一括見積りサイトによってそれぞれ割引額がことなる」という誤解もある。

ホテルの予約などは、「じゃらん」や「楽天トラベル」など、利用するサイトによって宿泊料が異なるので、このような誤解を生じがちだが、 自動車保険ではそのようなことはないのである。

「公式サイトで見積ろうが、自動車保険一括見積りサイトで見積ろうが、保険料レートは同じ」ということを認識しておこう。


では、利用する一括見積サイトは1ヵ所だけでよいのだろうか?
私は、複数の一括見積りサイトを使う意味があると思う。

それは自動車保険一括見積サイトも、サイトごとに一長一短があるからである。

Aサイト:「その場で保険料がわかるが、見積ができる保険会社が少ない」
Bサイト:「自動車保険の見積ができる保険会社は多いが、その場で保険料がわからない」
といった感じである。

また、見積の条件設定もサイトごとに微妙に変わっているため、いろいろな自動車保険一括見積サイトを利用しても、補償内容や保険料が違う見積書が出てくる。
このため、複数の自動車保険一括見積サイトを利用し、一番よさそうな補償プランを選ぶのがよい。

もう一つ、自動車保険一括見積サイトでは見積をするだけで、インズウェブのように商品券がもれなくもらえたり、プレゼントが抽選であたったりするキャンペーンをよくやっているので、これもまた楽しい。


自動車保険一括見積サイトとダイレクト自動車保険の公式サイトを使いわける


自動車保険一括見積サイトを利用して、興味がある保険会社をいくつかに絞ったら、後はダイレクト自動車保険の公式サイトで一社ずつ実際に見積もってみるのがよい。
ダイレクト自動車保険の公式サイトで一社ずつ見積もるのは、ちょっと面倒だが、最大のメリットは「その場でいろいろ補償内容をいじれて、その場で保険料がわかる」ことである。

さらに、自動車保険一括見積サイトでは、各社が独自で発売している特約を選ぶことができない。

たとえば、ソニー損保の「おりても特約」やチューリッヒやアクサの「地震・噴火・津波危険 車両全損時一時金特約」などをつけた見積りはソニー損保やアクサダイレクトの公式サイトで直接見積もらなければならない。


このように各社が独自に発売している特約(オプション)は、公式サイトで見積らないと加入できない。 自動車保険一括見積サイトとダイレクト自動車保険の公式サイトを使いわけることを薦める理由はここにある。

ちなみに、ダイレクトの自動車保険の公式サイトで見積りを登録したからといって、保険のセールスの電話があったり(以下のサイト以外の自動車保険一括見積サイトではでは電話や訪問をしてくるところがある)、営業マンが押しかけてくることはない。
そんなセールスコストをかけていたら、絶対に安い保険料は成り立たない。



アンケート調査による満足度ランキングは要注意!


自動車保険一括見積サイトの中には、一括見積サイト自身で行ったアンケート調査による満足度ランキングが掲載されていることがある。
しかし、これは「一括見積もりサイト」のユーザーという偏った顧客層をターゲットとしているというそもそもの問題がある。

それよりも大きな問題は、回答者全員に換金できるポイントをばらまくなどしていることがあるため、ポイント目当ての実際の契約者でもない回答が多数含まれていることがある。

また、アンケートの企画そのものが、特定の保険会社とのタイアップだったりすることもあるので、そのあたりは割引いて見る必要があることだ。



保険料の安さだけではなく、しっかりと内容も比較検討!


自動車保険一括見積サイトを実際に利用してみると、ダイレクト自動車保険と一口に言ってもかなりの保険料の差があることに驚かされる。
保険料が安い会社はサービス面で落とし穴がないかじっくり比較し、逆に保険料が高い保険会社があれば、その理由が自分の価値観で判断して納得いくものなのか検討したい。

保険料の高い安いだけではなく、万が一の際の事故対応やロードサービスの違いも検討して自動車保険を選ぶことをおすすめする。
そうすれば、きっと自分の価値観にあった自動車保険を選ぶことができる。
「何のために自動車保険に自分は入るのか」ということを再度考えてみよう。



自動車保険一括見積サイトでの見積に必要なもの


・車検証(車の型式と年式がわかれば不要)
・現在加入の保険証券
  (初めて自動車保険に加入する方は不要・現在加入の方は満期日と等級がわかれば不要)
・免許証の色(免許の色によって保険料が異なる会社がある)

一括見積サイトでの自動車保険取扱い保険会社


  保険スクエアbang! 価格.com インズウェブ
外資系
アクサダイレクト
チューリッヒ
AIU保険 ×
ゼネラリ ×
富士火災(AIG) ×
エース損保 × ×
ダイレクト(国内系)  
ソニー損保
イーデザイン
セゾン(おとな)
三井ダイレクト
そんぽ24
SBI損保
既存国内損保  
東京海上日動 ×
損保ジャパン日本興亜
三井住友海上
あいおいニッセイ同和
セコム損保 ×
朝日火災 ×
共栄火災 ×
日新火災 × ×


                         
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